セラピストをされている方の多くは、様々な社会経験をされた後にセラピストに転身されている場合が多いのかなと感じます。
アロマセラピストの場合は、ご自身やご家族の身体の不調や精神的な悩みなど何か大きなきっかけがあり、そんな中でアロマに出会い、癒されたり人生が変わったりというきっかけを持つ方が多いようです。
そんな方々の体験を拝見していると、私自身がセラピストになったきっかけって人様にお話しできるようなものではないな・・・とずっと思っていて、今まであまり語ることはありませんでした。
私は大学を出てすぐにセラピストの道を選択しています。
エステティシャンの方ならば、高校卒業後、専門学校へ進み、早ければ10代でエステの世界に入っている方も多いかもしれませんが、セラピストの中では多分早い方ではないでしょうか。
エステではなくリラクゼーションの世界へ進んだのは、見た目の美しさよりも、心や健康といった内面的な部分に当時は興味を持っていたからです。
人に喜んで頂ける人のためになる仕事、癒しに興味があったのは事実ですが、一番は「手に職をつけたい、女性が女性らしさを生かしながら自立して生きていける職業に就きたい」という思いからです。
私はごく普通のサラリーマン家庭に育ちました。
母親も正社員としてバリバリ働く共働きの家庭でした。
今では、都会なら特に珍しくもなんともないと思いますが、当時、地方だったということもあり、まわりにはあまりいなかったように思います。
そんな環境で育ったことが多少は影響しているのか、子供の頃から「たとえ結婚したとしても、経済的に自立した女性として生きる」ということが自分の中に価値観としてありました。
私はセラピストとして様々な社会経験を積んでいくことになるのですが、今思えば、「アロマが好き、人を癒したい」といった気持ちだけでは続けてこられなかっただろうなと思います。
現実の厳しさを知ることになるんですね(笑)
この業界の難しいところで、勤めた会社の中には、とても女性が自立して生活できるとは思えない労働環境のところもありました。
正社員はごくわずかで、基本アルバイト勤務やパート勤務であったり、会社が実家住まいを推奨していたり。
正直なところ、「趣味でやっているんじゃない、これで食べていくんだ」という意識が強かった私は、そんな労働環境や待遇に違和感を感じることも多々ありました。
中には経済的に恵まれていたり、修行と捉えて耐え忍んでいる方もいましたが、現実問題として好きだけでは続けられません。
何度か転職(業種・職種はずっと同じ)もしてきましたが、向上心や自立心が強かったことが幸いしたのか、運良く早くに責任あるポジションも与えて頂きました。
結果、それが胃痛や不眠といった精神的ストレスにも繋がっていくことになります。
そんな中で、心と身体の繋がりや、そもそも自分がやりたいのは健康や癒しなのに、自分が不健康では意味がないということに気づき、働き方を真剣に考えるようになります。
セラピストという仕事は、セラピスト自身が 心も身体も健康で安定していないと良いパフォーマンスができません。
それは仕事をする上で最も大切なことだと思っています。
それでもお客様に接すること、施術を受けて喜んで頂けることが何より私のやりがいだったので、その後も様々な職場、様々な立場で、理想の働き方を模索しながらセラピストとして経験を重ねました。
その結果、自分自身にとってもお客様にとってもベストな形という思いでプライベートサロンをオープンするという決断をしました。
この決断ができたのは、色々苦い経験もしましたが、すべて今までの経験があったからだと思っています。
私自身が体験してきたからこそ、ストレスを抱えながら頑張っている方を応援したい、そんな方にこそ心と身体のメンテナンスが必要!と心から思うのです。
サロンを開業するにあたり、東京という場所を選んだのも、様々な場所で働いてみて、やっぱり東京で働いている方はストレスがダントツで多いと実感したからです。
そんな方々にとって、少しでもお役に立てたら…という強い思いがあります!
「アロマが好き」から始まったわけではないですが、だからこそ、ふわふわとした癒しだけではなく、しっかりとコリをほぐす、むくみをスッキリさせるといった身体がラクになったと効果を実感できる施術、たるみがスッキリとリフトアップした、小顔になったといった結果の出る施術を心掛けています。
そこに、プラスアルファでアロマやハーブの力を加えるといったスタンス、これが私のスタイルです。
セラピストとしての私の考えが少しでも伝わっていれば幸いです 。
最後までお読み頂きありがとうございます。
代々木上原 プライベートオーガニックエステサロン サロンドトゥシェ
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