先日、とあるエステティシャンの方が描いていらっしゃる記事を見て少し気になったことがあったので、それに関連した内容です。
「オイルを塗って日光に当たると黒くなる」
的なことを書いていらっしゃいました。
誤解する方がいらっしゃるといけないので、オイルと日焼けについて少し詳しく解説していきます。
おそらく、オイルを塗って日に当たると日焼けすると思っていらっしゃる方の大半は、サンオイルのイメージがあるからだと思います。
そもそも、サンオイルは、日焼けを促進するためのものではなく、日焼けによる炎症など紫外線からの肌ダメージを軽減するためのものです。
先述のエステティシャンの方が書いておられるのは、太陽光の紫外線や熱がオイルを酸化させ、色素沈着を起こすことを言っているのかなと思います。
これに関しては、オイルそのものではなく、オイルに混入している不純物が原因と考えられています。
まず、オイルと言っても植物オイルとミネラルオイルやワセリンなど石油由来のオイルがあることはご存知でしょうか?
こちらについて、詳しくはまた後日別記事にしたいと思いますので、今回はざっくりと。
以前は、石油から精製して作られるミネラルオイルやワセリンには不純物がつきもので、この不純物を含んだオイルを肌に塗って直射日光を浴びることで、不純物が酸化し、色素沈着が起こる原因と考えられていました。
現在では精製技術が進歩しているので、石油由来のオイルに含まれる不純物が原因でシミや色素沈着を起こすことはほとんどないようです。
ただ、植物オイルであっても、手作りの化粧品に食用のオイルを使ったり、酸化しやすいオイルを使ったりするのは避けた方がよいと思います。
また、精油を使用する場合には、光毒性に気をつけないといけないものがあるので、その点は注意が必要です。
ちなみに、植物オイルの中でもホホバオイルやココナッツオイル、アルガンオイル、マカダミアナッツオイル、シアバターなどは酸化しにくく、紫外線を防ぐ効果があるとも言われています。
植物オイルには、オイルそのものに美容効果・美肌効果のある成分が含まれているというメリットもありますしね。
結果、何が言いたいかと言うと、海やゴルフ、レジャーなど外で直接日光に長時間当たる場合を除き、日常生活においては、オイルによる日焼けは上記の注意点に気をつければ特に問題ないということ。
そもそも、肌に塗ったものは10分ほどで浸透してしまいますので、そこまで神経質になる必要はないかと思います。
紫外線対策についても、また改めて記事にしたいと思います!
私自身、セラピストとして必要な皮膚生理学や身体の仕組み、精油、化粧品についてきちんと学び、資格も取得していますので、不安なことや疑問に思うことなど、お気軽にお尋ねください。
また、現在、オーガニックコスメに関する知識を深めるためにオーガニックコスメアドバイザー資格の勉強もしていますので、安心してお任せくださいね。
オーガニックコスメを扱う者として、またお肌のお手入れに携わる者として、お客様に正しい知識をお伝えしていきたいと思っています。
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