今週はグンと気温が下がりましたね。
今日は、そんな寒い冬にこそおすすめしたいアロマのお話です。
冬のブレンドやクリスマスの香りづくりに欠かせない精油であるシナモン。
世界最古のハーブの一つとも言われ、世界各地で香辛料や薬として用いられてきた歴史があり、古代エジプトではミイラの防腐剤として使われていたと言います。
香辛料としては、樹皮を剥がして乾燥させたシナモンスティックや粉末状にしたシナモンパウダーが料理やお菓子、お茶の香りづけなどに広く使われていますね。
精油としては、シナモンの葉から抽出されるシナモンリーフ、樹皮から抽出されるシナモンバーグ、そして枝葉から抽出されるシナモンカッシアに分かれます。
シナモンリーフが他のシナモン2種に比べて作用が穏やかなので、こちらがアロマテラピーの世界では主流となっています。
主成分であるオイゲノールが血行を促進して身体を温め、内蔵の働きを活性化します。
冷えやストレスが原因で起こる背中の凝りや痛み、腹痛、下痢など消化器系の不調を緩和してくれます。
シャープでスパイシーな香りが精神疲労を和らげてくれるので、孤独感・無気力・憂鬱を感じる時に程よい刺激を与え、元気づける作用も。
また、オイゲノールには、優れた抗菌作用・抗ウィルス作用があり、風邪やインフルエンザなどの感染症予防・免疫力アップにもおすすめです。
様々な効能がある一方、とても強力な精油のため、肌への刺激が強いので使用量や濃度には注意が必要です。
サロンでは、ご紹介したシナモンやクローブ、ローレルなど感染症予防効果があり、身体を温め、免疫力を高めるスパイス系の精油をブレンドしたアロマでのトリートメントをご提案しています。
何かと慌ただしい師走、心も身体も温まるアロマでリラックスのひと時を・・・