オーガニックコスメ

成分表示を見てみましょう!

こんにちは。

今年は桜の開花が早かったようで、もうほとんど葉桜ですが、桜吹雪きれいだったなぁ。

まだまだ落ち着かない状況ですが、こうして季節を感じられることは幸せですね。

   

さて、今日は成分のお話をしようかなと思います。

オーガニックコスメアドバイザーの講座を受講してから、成分についてはすごく意識するようになりました。

というのも、オーガニックコスメだからと言って、すべてが安心安全なものから作られているとは限らないからです。

オーガニックコスメを使ったエステをしている、いわゆるオーガニックエステサロンでも、本当にそこのところを理解して商材選びをされている方はまだまだ少ないように感じます。

認証マークがついているから安心、メジャーなメーカーだから信用できる、そんな理由で選ばれていたりするのでは?

メーカーがアピールしているのは、こんなにオーガニックの原料にこだわっています、無添加なので敏感肌の方でも安心して使えます、とか…

でも、そうアピールしているメーカーの商品にも、石油由来の成分だったり、合成成分って結構入っていたりするんですよ。

今は化粧品には全成分表示が義務付けられているので、成分表示を見るとすぐにわかります。

天然成分と合成成分の簡単な見分け方として、具体的にイメージできるもの(ローズマリーエキスなど)は天然成分、化学式名で表されたイメージができない長い名前のものは合成成分と言えます。

エチ○○○、プロ○○○、イソ○○○、○○ベン、ポリ○○○などは、多くが石油由来です。

青色2号などの色名と数字の入っているもの、PEG○○などアルファベットの入ったものも合成成分です。

そして、必ずチェックしてほしいのが、防腐剤です。

合成防腐剤であるパラベンの危険性についてはご存知の方も多いと思います。

オーガニックコスメの中には、パラベンの代わりとしてフェノキシエタノールが使われているものが多くあります。

なぜなら、フェノキシエタノールはアレルギー等の肌トラブルを起こす恐れのある「旧表示指定成分」に入っていなかったから。

フェノキシエタノールは玉露の揮発成分から得られた天然由来成分なので安心という説明をされているメーカーもありますが、これも合成成分です。

たとえ植物由来の成分であっても、作り方も出来上がったものも、自然界には存在しない合成成分です。

フェノキシエタノールもパラベン同様、配合量は1%以下という規制があり、肌に刺激になりうる危険な成分であることに変わりありません。

ちなみに、フェノキシエタノールは、別名エチレングリコールモノフェニルエーテルと言います。

パラベンもフェノキシエタノールも、アレルギー性と環境ホルモンの問題が懸念されている成分です。

  

このように、合成成分がどれだけ入っていようが、オーガニックの原料が少しでも含まれていればオーガニックコスメと言えてしまうんです。

私も、以前使っていたオーガニックコスメの成分表示を見てビックリしたことがあります。

それだけオーガニックコスメに関してはまだまだ曖昧な部分があるということです。

化粧品は毎日、そして継続的に使うものだからこそ、成分には気をつけるに越したことはないと思います。

もちろん、これは私の価値観であって、様々な考えがあり、私の考えが絶対正しいというわけではないと思います。

ただ、オーガニックコスメを求める方の中には、肌が弱く、過去に合わない化粧品を使って肌トラブルを起こしていて化粧品選びに慎重な方や、極力身体に害のない自然成分のものを使いたい方が少なくないと思います。

そんな方がせっかく良いものだと信じて使っているものが、実はそうとは言えないものだというのはどうなのだろう…と疑問に感じてしまうんです。

だから、私がサロンでお取扱いしているオーガニックコスメは、天然成分100%のものだけ。

メーカーのPRやメディアの宣伝などのイメージだけを鵜呑みにするのではなく、その中身ってどうなっているんだろう?と成分表示をちょっと気にしてみてください。

考えや選択肢が変わるきっかけになるかもしれませんよ。