サロンのこと

お客様の立場での気づき

私自身、メンテナンスのためにサロンへトリートメントを受けに行きます。

以前は、貪欲に色々なサロンへ勉強も兼ねて行っていましたが、ここのところは私自身が長年安心してお任せしているセラピストさんのところへ受けに行くことが増えました。

コロナ禍ということもあり、新しいサロンへ足を運ぶことはしばらく控えていましたが、今年になってからは、また少しずつ気になるサロンへ行くようにしています。

職業柄、そして性格的にも色々気になってしまうので、なかなか心からリラックスできることは少ないのですが…笑

お客様の立場になって気づくことがたくさんあるんですよね。

一人でサロンをしていると、指摘をされる機会が少なくなります。

さらに、私の場合は、ほぼほぼリピーターのお客様。

知らず知らずのうちに、色んなことが当たり前になり、慣れてしまっていることも。

他のサロンでのお客様の目線での体験は新鮮ですし、そこでの気づきはとても貴重だと思うようになりました。

いいサービスは自分のサロンでも取り入れようとなりますし、逆の場合は、自分を振り返るきっかけとなり、気をつけようとなります。

プライベートサロンに求められるのは、施術の上手さよりもトータルでの心地良さなのかなと思っています。

先日伺ったサロンでは、ベテランのセラピストさんのようでしたが、オイル塗布や拭き取りが雑でびっくりしました。

一気に印象が悪くなります。

以前には、施術は素晴らしいのに、施術中に頭のそばにあるタオルウォーマーの扉を何度も平気でバンバン開け閉めされ、全然リラックスできなかったことも。

きっと日常的なことで、本人は慣れてしまっているんだろうなと残念に思いました。

同じセラピストからすると、信じられないと思うようなことを平気でされることが意外とあります。

  

施術は上手くて当たり前。

商材も質の良いものを使っていて当然。

それ以外の部分でどれだけ安心してリラックスして頂ける空間を提供できるか。

私のサロンは、滞在時間が4時間を超えるお客様も中にはいらっしゃるので、居心地の良さはとても重要。

やり過ぎないさり気ない心遣い、丁寧さを大切にしています。

何も考えていないようで、実はすごくすごく考えて、お客様にとって心地良い空間作り、おもてなしを心がけています。