コロナ禍をきっかけに、仕事でもプライベートでもオンラインでの対応をする機会が増えましたね。
一日中パソコンに向かっていたり、長時間スマホやタブレットを使っていたり…
気がつくと、首、肩がガチガチに。
サロンのお客様からも、首のコリや頭痛のお悩みをお聞きすることが以前よりも増えました。
施術させて頂くと、頭のコリが酷い方が実に多いこと。
頭のコリの原因は、頭部の筋肉や筋膜が硬くなり、血流が悪くなることにありますが、実は、この頭のコリが身体の様々な不調に影響しているかもしれません。
頭部には、前頭筋、側頭筋、後頭筋という3つの筋肉と、それらを覆い繋げている帽状腱膜という筋膜があります。
前頭筋は眉の上から額の上、頭頂部にかけての筋肉です。
前頭筋には、頭部の筋肉だけではなく、顔の表情筋を上に引き上げる働きもあるため、前頭筋が凝り固まると額のシワやまぶたのたるみに繋がります。
考えごとが多かったり、不安が大きい時に硬くなりやすいです。
側頭筋は顔の横、耳を囲むように生え際から始まり、咀嚼筋とも呼ばれるように、噛み締める時に働く筋肉です。
食いしばりのクセがある方はここが非常に硬い場合が多く、ストレスの影響が現れやすい場所です。
後頭筋は襟足から頭の後ろの部分の筋肉で、首や肩のコリ、眼精疲労にも影響します。
パソコンやスマホなどをよく使う方、目を酷使する方はここが凝りやすいです。
帽状腱膜は皮膚と頭蓋骨の間にあり、3つの筋肉を繋いでいる筋膜で、頭全体を帽子のように覆っています。
帽状腱膜が伸びてたるむと、フェイスライン全体が下がる原因にもなります。
そして、頭の筋肉や表情筋が凝り固まっていると、連動している首や胸の筋肉にもコリが伝わり、呼吸が浅くなります。
呼吸は自律神経に関係しており、睡眠の質にも関わります。
深く呼吸ができないのは交感神経が優位の状態にあり、リラックスできていないということ。
呼吸が浅いと血流も悪くなり、細胞に十分な酸素や栄養が運ばれず、身体の様々な機能が低下し、眠っても疲れが回復しなかったり、身体の不調に繋がります。
頭をほぐすことは、身体の緊張を緩め、身体の不調改善にとっても重要で効果的なのです。
ヘッドマッサージが肩こりや眼精疲労、不眠、さらにはお顔のたるみにお悩みの方におすすめなのは、こういうワケです。
実際、ヘッドマッサージを受けた後に、
「目がパッチリして、フェイスラインがスッキリした」
「視界がクリアになって明るくなった」
「顔はマッサージしていないのに、くすみが取れて顔色が良くなった」
「首の可動域が広がって、楽に動かせるようになった」
「普段は寝付きが悪いのに、いつの間にか深く眠ってしまった」
というお声はよく頂きます。
「疲れたな」と思ったら、ヘッドマッサージで頭をほぐし、緊張を緩め、一旦リセットしましょう!