今年の1月から受講していた「メノポーズセラピスト養成講座」が終了しました。
今まで漠然と理解しているつもりだった更年期についての知識が深まり、セラピストとしても視野が広がったと思います。
これで終わりではなく、これから学んだ知識や技術をサロンケアにも取り入れ、今までよりも具体的なご提案やアドバイスができるよう、少しずつ形にしていきたいと思っています。
先日、毎月定期的にお越しくださっている50代のお客様とお話していた時のこと。
話の流れで、私が更年期のケアについて勉強していると伝えると、こんな反応がありました。
「それはとてもいいですね!精油のご提案とか今までと少し変わった気がしたのはそれでだったんですね。実は、私も数年前にホルモン補充療法を試してみたんだけど、私には合わなかったようで、すぐやめたんです。50代になってからは、今まで通りにいかないことが本当に増えるので、同じように悩んでいる方も多いと思うから、そういう相談ができることは心強いですね。」
このお客様から更年期のお話を聞いたのは、実はこの時初めてでした。
デリケートな問題なので、人によっては誰にでも話せることではなかったり、更年期の不調だと認めたくないという方もいらしたり…
ましてや、セラピストとは言え、自分よりもまだ若いし、こんな悩みわからないだろうなと思うと話せないこともあったのかもしれません。(私も40代ですし、プレ更年期ですが…)
そう思うと、やっぱり今回ちゃんと学んで良かったと思いました。
自分がそこに意識が向いていないと気づけないことがあるということに反省の気持ちと、視野が広がったことでそこに気づけて良かったと思っています。
セラピストという仕事は、技術だけではなくプライベートでのどんな経験も全て仕事にプラスになると思うので、年齢を重ねるごとにお客様のお悩みに対しての共感力も増して、より良いセラピーが提供できると私は思います。
特に女性はライフステージの変化とともにお悩みも大きく変わります。
そんな変わりゆくお悩みに寄り添えるセラピストとして信頼していただけるよう、これからも学ぶ姿勢を持ち続けたいと思います。
更年期は病気ではないですが、その不調に悩んでいる方は意外と多い。
そして、更年期についての正しい情報が少ないこともあり、どう向き合ったらいいかわからない方も多いのかもしれません。
更年期は、脳と自律神経の混乱期。
それにより起こる様々な不調には、脳に働きかけるアロマテラピーは最適です。
アロマテラピーや自然療法の知識や技術を用いて、更年期を少しでも快適に過ごせるサポートをしていきたいと思っています。
そして、必要であれば医療との橋渡し的存在にもなれたらと思います。