新型コロナウィルスが猛威を振るっていて、毎日様々な報道がなされ、不安に思っている方も多いかと思います。
長引くことで経済にも大きな影響が出始めていますね。
今できることは、過剰に恐怖心を持たず、手洗い、うがいと言った基本的な予防と、免疫力を高めることを意識して過ごすことでしょうか・・・
早く収束に向かうことを祈るばかり。
こんな時こそサロンでできるのは、ストレス緩和だったりデトックス、免疫力アップのお手伝い。
さて、今年は暖冬だった影響か、サロンのお客様の中にも花粉症の症状を感じ始めている方がちらほら。
くしゃみや鼻水、目のかゆみだけではなく、肌荒れが起きやすくなったりも。
肌荒れや春先のスキンケアについては、また次回詳しくお伝えしていきますね。
今回は、ハーブとアレルギー症状の関係について。
最近では、花粉症対策の一つとしてハーブやアロマを使うものが様々なところで紹介されているのを目にします。
ハーブティとして取り入れたり、マスクに垂らしたり、アロマディフューザーでお部屋に拡散したり。
サロンでも施術前後にお出ししているハーブティやお部屋に焚いているアロマ、使用するコスメなど季節に応じて変えていますが、それは、季節ごとのお悩み解消につながるものをセレクトしているから。
ハーブの中には花粉症などのアレルギー症状を緩和してくれるものも少なくありません。
逆に、使い方を間違えるとアレルギー症状を悪化させてしまうハーブもあるので、アレルギー体質の方は知っておくと役に立つかもしれません。
まず、アレルギー症状を緩和させる効果があると言われているハーブから。
・エルダーフラワー
日本では「セイヨウニワトコ」という名前で知られている抗炎症作用を持ったハーブです。昔から薬効成分が豊富なハーブとして知られており、「庶民の薬箱」と言う別名も。そのため、気管支の炎症や喉の痛みといった風邪の諸症状に効果を発揮します。さらに粘膜を浄化してくれるため、呼吸器や気道の調子を整え、風邪の症状改善だけでなく予防にも効果的。インフルエンザや風邪にも非常に重宝するハーブです。
・ネトル
ネトルは花粉症などのアレルギー性の鼻炎に作用するハーブです。アレルギー症状を緩和する成分であるヒスタミンを含んでいることから、昔から鼻炎などの薬として使用されてきました。そのため、目のかゆみや鼻水・鼻づまりなどには最適。その効果は広く知られており、市販されている花粉症対策のハーブティーの多くにはネトルがブレンドされています。
・ペパーミント
ペパーミントの効果が特にあるのがスギ花粉による花粉症。ペパーミントに含まれているミントポリフェノールには鼻粘膜周辺の腫れや炎症を緩和してくれる効果があります。そのため、スギ花粉による鼻づまりに効果を発揮。また、清涼感のある香りが鼻通りを助けてくれます。
・ユーカリ
鼻水、喉の痛み、咳などに良いと言われるユーカリ。免疫を整える作用や抗ウイルス作用にも優れており、花粉対策だけでなくウイルス対策にも活躍してくれます。
逆に、アレルギー症状を引き起こす恐れのあるハーブとして代表的なのがキク科のハーブです。
日本で花粉症と言えば、春のスギ花粉が代表的ですが、夏から秋にかけてはキク科の花粉が飛びやすい時期です。
イネやブタクサの花粉もこの時期に飛散しますので、この時期に花粉症を起こす人は要注意です。
キク科のハーブにはカモミール、エキナセア、カレンデュラなどがありますが、特にカモミールは不眠や不安感、胃腸の不調などに効果があることからハーブティなどで摂取する機会の多いハーブなので、秋にくしゃみや鼻水がでるといった方は注意した方がいいかもしれません。
スキンケアに関しても、カモミールやカレンデュラは敏感肌向けのお化粧品に多く使われているので、知識として知っておくと役立つかと思います。
植物だから安全とか、優しい、穏やかという印象があるかもしれませんが、アレルギーの原因にもなり得るパワーを持っています。
まずは自分の体質を知ることが大切ですが、植物は身近なものだからこそ正しい知識が必要。
やはり奥深いハーブの世界・・・まだまだ勉強です。
サロンでは、今の時期、ペパーミントやユーカリのアロマを焚いたり、エルダーフラワーのハーブコーディアルをお出ししていますよ。
アロマやコスメ、食品など、ホームケアで使って頂けるものも少しずつラインナップを増やしつつ販売しておりますので、お気軽にご相談くださいね。